やわら整骨院グループの施術技術について
「代表の井上が、脳出血で倒れた長男のために考えた治療」
やわら整骨院グループ代表、井上
やわら整骨院グループの始まり
やわら整骨院グループの施術技術の始まりについて話します。
平成7年に開院して以来、もともとやわら整骨院グループは健康保険の範囲内で、延々患者さんをもみ続けていました。良くなる患者さんもいましたが、その一方で治らない患者さんも多くいました。
そんな時に平成14年から南條式骨格矯正を導入して、ギックリ腰の患者さんなど、これまでよりも治してあげることが出来るようになりました。
その後もより良い治療を求めて、研修に行ったり、研究を重ねていました。
施術方法の開発のきっかけは絶望から始まった
そんな時、平成19年3月、長男が中学を卒業した3日後に、突然脳出血を起こして倒れてしまったのです。千代原口のシミズ病院に救急車で運ばれて、私たちも急いで駆け付けました。
そこで告げられたのは「命は助かりましたが、左側半身が全てマヒしています。また人間らしさを司る脳のてっぺんの部分が出血しているので、自分で自分がわからなくなるかもしれません(高次機能障害)」ということでした。
15才の息子に降りかかった出来事に、私たちは絶望し、私は心から代わってやりたいと思いました。
その後1年以上の入院と数年間にわたるリハビリをすることになるのですが、 現在の医療制度では、病院に入院できるのは急性期の3ヶ月くらいで、それ以降はいくら症状が重くても退院しなくてはなりません(健康保険の料金が極端に下げられてしまいます。自費で入院はできません)
その後は療養型病院ならば入院することも可能なのですが、京都には療養型病院は少なく、あっても高齢者を対象とした老人ホームのような施設ばかりで、長男のような若い人が回復を目指す施設も、そのノウハウのある施設にもめぐり合うことはできませんでした。
SKR療法開発から現在に至るまで
その後多くの方のお蔭様で、やっと京都市のリハビリテーションセンターに入ることができました。
リハビリテーションセンターは、リハビリの研究機関で、高度なリハビリを受けることが出来るのですが、定員が極端に少なかったのです。
ここまでの経験で、脳外科専門の総合病院でも、療養型の総合病院でも、高齢者をを対象にしたリハビリしかなく、長男のような若い人の機能を回復させる方法には出会えませんでした。
そこで私は入院してい行うリハビリと並行して、何とか長男の左腕を動かしてやりたい、左足を歩けるようにしてやりたいとの一心で、これまでの治療の知識と経験、そして新たな治療を研究して、長男の機能の回復に取り組むことにしました。この時は自分たちでやるしかない、と思いました。
まず初めに試したのは、以前から行っていた「南條式矯正」という施術でした。
続いて試したのはイソガイ股関節療法、月辰流活法、トリガーポイント療法、マッサージ療法そして神経筋連鎖法(SKR療法)でした。
他にも美手というエネルギー療法などいろいろな施術技術を研究して試しました。
これらの中で、効果があると実感したのが月辰流活法と神経筋連鎖法(SKR療法)でした。
その甲斐あってか、今では長男は、左足のマヒや記憶障害、吃音などの障害は残りましたが、自立して生活ができるにまで回復しています。
この時の経験は、その後の私たちの施術に大きな影響を与えました。
それが現在、やわら整骨院グループで行っている施術につながっていくのです。
・SKR療法(筋肉調整施術)
・まんなか矯正(月辰流活法 無痛骨盤調整法)
・産後骨盤矯正(月辰流活法 産後 無痛骨盤調整法)