好転反応ってなんですか?
こんにちは、京都市 西京区 上桂さくら整骨院の京田です。
みなさん「好転反応」という言葉をきいたことはありますか?
きいたことのある方も多いかと思います。
では、それが何か分かりますか?
「なんかマッサージされた後に痛くなるやつ…?」
おそらく、そのようなふわっとしたイメージの方が多いかと思います。
当院でも、特に初めての骨盤矯正後に筋肉痛のような感じ、だるさや眠気、ほてり、痛い場所が変わった、違和感が出た…などといった症状がみられる方は珍しくはありません。
この時、身体の中では何が起こっているのでしょうか?
実は、人間には恒常性というものがあります。
これが何かというと、人間の身体のありとあらゆるものを一定に保とうとする働きです。
例えば体温・体内の水分量・pH値・血糖値…あげ出すときりがありませんが、一定に保たれているから、私たちはある程度環境が変わっても生きていけるのです。
これが無いと、ちょっと暑くなったり寒くなるだけでみんな死んでしまいます。大惨事ですね。
ただし、この恒常性には落とし穴があります。
「即座に身体へ問題になることでなければ反応しない」ということと「悪かろうが保持しようとする」という点です。
ぎっくり腰や肩こり・腰痛の原因になるゆがんだ姿勢(猫背)や間違った使い方、筋肉が固まってしまった状態…
これらは1回、1日では即座に身体に問題を起こすわけではありません。
何回も、何日も繰り返すことで起きるのです。
そうして長い間積み重ねてきた結果、ゆがんだ姿勢や間違った使い方を身体はインプットしています。
そのインプットしたものを変えないように、治療の刺激に対しても反発しようとします。
それが好転反応です。
身体が変化していますよ!というサインなので、治療の過程としてこのようなことが起こる場合がありますが、全く起こらない人、次の日に一瞬だけ起こる人、強く好転反応が出る人…など、体質や身体の状態によりどうなるかは様々です。
ただし、中には強く好転反応が出て辛いという方もいますから、最初は無理の無い範囲で変化を起こしていければかまいません。
もしも更に疑問があれば、またお尋ねくださいね。
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