☆肩こりや腰痛の健康保険使用について
こんにちは、京都市 西京区 上桂さくら整骨院の院長の松本です。
今日はお問合せをいただく「健康保険の使用について」のお話をします。
お電話などで
ということをお問合せいただく場合がありますが、これに対しては申し訳ないのですが明確なことをその場でお答えすることはできません。
なぜかとう言うと、大きく分けて理由は2つあります。
まず1つ目の理由が、健康保険使用にはルールがあります。
様々あってややこしいのですが、簡単に言うと
急性の外傷(骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷)であること(だいたい一週間以内の事柄)
仕事中や通勤中以外の、いわゆる私用時間中のできごとであること
というようなことです。
ですので、その適用になる症状であれば一部が健康保険の使用をしても良いですよと厚生労働省から決められています。
ちなみにこのルールは数年おきに改正になるため、だいぶ前に整骨院・接骨院に通院していたという方は、もしかするとその時とルールが変わっているかもしれません。
2つめの理由が、お電話口で言っておられる症状が、本当にその症状なのか明確ではないという理由です。
肩こり腰痛というのは一般的な俗称です。
肩こりや腰痛という言葉は便利なのでよく使用されていますが、その言葉の中にいくつもの症状がごちゃまぜになって使用されている印象です。
「私は肩こりなんです」「前から腰痛なんです」と言っておられた患者さんからきちんとお話をきいたり検査をしてみると、「今日、荷物を持ち上げた途端にピキッとなって…」「実は昨日から首も痛くなって」という事実が判明して、よくよくきくと寝違えていた、ぎっくり腰になっていた…という話は割とよくあることです。
例えば熱が出たといっても、それが風邪なのかインフルエンザなのか腸炎なのか肺炎なのか…患者さん本人には分からないように、肩や首が痛い、腰が痛いといってもそれが何なのか正しく判断できる人はおられないと思います。
それを正しく診断したり検査をして治療をするために、我々医療従事者がいるのです。
ですから、お電話などで「肩こりなんですが」とおききした時「肩周囲に痛みがあるのかな」ということは分かっても、それ以上のことはお身体を診ないと判断ができないので、健康保険の適用になるかどうかは何とも言えませんというお答えになります。
そもそも何の治療が適切なのか、お身体の検査をしないと明確なことはお答えできないので、「検査をして、健康保険適用の症状や治療があれば適用します」という曖昧なお答えになってしまいますのはこういった理由からです。
ですが、例えばどんな治療をするのか、どのくらい治療費がかかるのか気になる・心配だというのはもっともな事だと思います。
ですから、上桂さくら整骨院では治療のプランや頻度や回数、それにあたっての治療費などは全て治療前にお伝えしています。
もしもそれを聞いた上で困ったことや相談したいことがあれば、初診を担当している治療師にお話しください。
納得のできない治療を受けなくてはいけない、ということは決してありませんのでご安心くださいね。
もしもそういったことが不明なのでなかなか治療に踏み切れなかった、という方は遠慮なくご相談いただければと思います。
治療の一例として、こういったことがありますというものはこちらを参考にしてください⇒